委員会報告

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第2回定例会議 2003年06月04日(水)

一般所管事項に関する質問
1、落札率低下がもたらす中小企業に対する弊害除去システムの検討について

(解説)
横須賀は1〜5人という中小零細企業の土木・建設業者が非常に多い。
かつて横須賀の発展やインフラの整備に大きく貢献してきたこれらの中小企業が、不況とともに,完全とは言えないIT入札システムの狭間で、益々、先細りになっているのが現状である。
このシステムの弊害の要因の一つに、業者を選別する指標として、神奈川県の外郭団体、経営審査会、略して経審での審査結果の使用があると思っている。
横浜で区画線表示の会社を経営していたので、この経審の指標の問題点を理解しているのだが、この指標は、基本的に「売り上げ」と「利益率」そして「債務」の3要素が重要なウエイトをしめている。
これは、会社のノウハウや、経験・技術がほとんど考慮にされず、外形的な経営状態を審査する、言ってみれば、銀行的な評価基準である。
(例えば、固定負債を流動負債に転換すれば、評点は高くなる、という外形的、経理的要素が強い)
現在の社会状況の中、技術や能力を持ちながら、売り上げが伸びず、資金繰りが悪化しているというのが、ほとんどの中小企業の実態である。
その結果、会社自体に経験や技術もないのに、資金繰りが豊富で、名目的な技術者の採用により、高位の経審の評点を獲得する新規参入会社に、彼らの仕事を奪われてつつあるのが実態である。
このような会社の中には、下請けに仕事を丸投げする会社もあり、結果として、技術力がありながら経営状態が悪いという理由で、公共工事入札参加の権利も減少、さらに、新規会社の参入によって、仕事を落札する確率もどんどん少なくなっている、という悪循環に陥っている現状がある。
このままでいけば、このような中小企業はどんどん倒産し、よこすかの産業の空洞化を招くと同時に、雇用不安をあおりかねないと考えていた。
その解決策の一つに、技術や経験と、実態的な社員数を考慮した横須賀版の経営審査指標を考案するべきと提案した次第である。
理事者側の「よこすかの入札制度が完全とは考えておらず、今後もこの趣旨をふまえた上で、さらに検討を続けていきたい」との回答を得られた。


2、建物を建てた後の修繕計画の有無について

(解説)
市内の保育園を視察して判ったことは、子供達の安全や安心を基準にした施設の修繕や改築が非常に遅れている、ということだった。
民間では、減価償却という概念があり、大規模修繕などが計画的に行われるが、行政にはこうした概念や計画がない。
これは、それぞれの建物を所管する行政各部が、単年度ごとに、経費や継続事業、また新規の施策などと「修繕費」を含めた「総枠」での予算要求になるために、財政課を意識するあまり、所管部内の要求順位が、肥大化するニーズを優先する要求になりがちな制度に問題があると考えていた。
  

3、修繕が必要な個所に対する現地調査の実施及びその優先順位について

(解説)
まずは、保育園の現地調査の必要性を惹起、そして「子供達の安全に対する配慮が欠けている修繕の遅れ」という現象は、上述の制度に問題があり、全庁的な建築物にも当てはまるのではないか、と考えている。
そこで、この弊害をなくすため、さらに経営予算の効率をはかるために、各所管部から建物の管理を切り離し、専門的に一元化する管理部門を創設する提案した。
また、これは、過去において、インフラの整備や建物建設が、緊急性や必要性よりも、「力のある政治家」や「行政の恣意的な判断」によって行われてきたことに対する、自分の抱えてきた「疑問」や「怒り」でもある。
「人の命さえも左右しかねない行政行為が、特定の権力者の、不合理で、恣意的な判断によって実行されて良いものなのか?」
過去において、この様な政治的に力のある(いってみれば、行政に影響力を行使できうるだけなのだが)権力者を賞賛する世間の風潮もあり、これをなんとしても是正したい、と考えていた。

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